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2012年10月14日日曜日

Stone Henge

幼い頃『ムー』なんかをよく読んでいた僕にとって、ストーンヘンジはイギリスで是非訪れてみたい場所の一つだった。
友達と車を借りてロンドンを出発すると、1時間も走れば都会は無くなり、折り重なるように整えられた畑が地平線に広がる風景に変わる。
途中の小さな村で予想外に美味しいランチを食べて、先ずは友達が気に入っているというAveburyに向かった。イギリスと日本は交通ルールが類似しているので、この国初めての運転にも特に緊張することなく、友達とお喋りしながらのんびりドライブ。
そんなカンジでしばらく低い緑の風景を走っていると、いきなり規則的に配置された巨石が視界に入ってきて “!!!???” っとなってしまって、友達に笑われた。

ストーンサークルの傍らにAveburyの村はあって、4000〜3000 BCに創られたという未だ目的や建築方法が未解明な巨石群の景色の中に、村が平然と同化している事が不思議で仕方なかった。空模様は目まぐるしく変わって、晴れたり曇ったり小雨が降ったり少しヒョウも降ったりして、でも少し冷たい風と草の揺れる音が心地良い。
また一つ、お気に入りの場所が増えた。



Aveburyから更に走り、畑の景色を縫うようにけっこう細い道路を抜け続けると、道幅も景色も徐々に広がって、ストーンヘンジは何も無い高原に突然現れた。ここでも “!!!???” となってしまい、また友達に笑われてしまった・・w
週末ということもあり駐車場にはたくさんの車や観光バスが泊まっていて、この場所が観光地として人気がある事が伺える。
現在のストーンヘンジは一定の距離を保って整備された道に沿ってしか見学出来ず、石に触ったりする事は出来ない。たくさんの観光客がいて静寂とは言い難い雰囲気だったけど、じ〜っと見ていると、目的や建築方法が未解明な石の神殿(?)が、何千年も前からそこに佇んでいるという事実に、しみじみ感動。

周りに広がる何も無い緑の地平線と、その大地を包み込む大きな空が刻々と表情を変え、ゆるくて冷たい風が吹き続ける。
“地球やなぁ・・・”な気分に浸れて、それが心地よかった。