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2012年9月30日日曜日

Biscarros

是非日本で一緒にサーフィンしよう!
いよいよ念願かなって大西洋で初サーフ!ボルドー市街から車で約1時間のBiscarrosという地域に向かった(この数日ず〜っと運転してくれてる友達、まじMerci)。
辿り着いたそこは小さなサーフタウンといった様相で、サーフショップもチラホラ。そして流石フランス、なんだかお洒落です。
ササッと海を見たところ、サイズは無さそう。でも無風だし、なんとか出来るかな・・?
友達の友人がポイントの目の前でサーフショップをしているということで、ボードを借りに先ずはそこまで。友達の友人のガールフレンド(ややこしい?)が店番をしていて、ビアリッツ出身だという彼女はとてもチャーミングで親しみやすい人柄。英語も上手で、日本にも本気で行ってみたいとか。自国に興味を持ってもらえるのは、嬉しいことです。そういえば、フランスでは日本に興味のある人に良く出会います。

で、波。今日はあまりサイズが無いけれど、入ればショートでも乗れるとのことで、借りたボードと持参した3mmフルを装備して海へ!
向かって左
小さすぎるかな〜、と思いながら砂浜を歩く。砂がめちゃくちゃきめ細かくて気持ちいい。入ってみれば、チョッピーながらもハラ〜ムネの波!水温は持参のウェットで丁度くらい。ひろ〜い海岸線には、日本の灘と同様の独特のカレントがあって、無風なのに結構流される。この1ヶ月サーフィンどころか殆ど運動してないし、トランクスからいきなりフルスーツ。パドリングがしんどい・・。身体も固いし足やら腰やら大丈夫かいな、と少し心配しつつ1本目のテイクオフ!距離はあまり乗れないけど(いつもの事だが・・)、結構ファンウェーブ!友達と目が合い、自然と笑顔になる。
波が小さいからか、人数少なめの地元サーファーもフレンドリーな雰囲気で、強めのサイドオンが吹き始めるまで1.5時間程遊んだ。
今日のオンショアは明日にはオフに変わり、楽しめそうだとか♡

やっぱり海はいい。


2012年9月29日土曜日

CHATEAU MAUCAILLOU

ボルドーは今日も快晴!
友達の知人がボルドー内メドック地区東部の銀行員で、顧客に多くいるシャトーのうちの一件を案内をしてくれた。
メドック地区はGironde川の東部と西部(河口域)で分けられるそうで、東部の方が良いワインが出来るらしい。そこには、ワインに無知な僕でも聞いた事があるマルゴー村(日本語正しいかな?)のシャトー・マルゴーなんかもある。
今回案内してくれたのはモーカイユというモーリス村のシャトーで、ここも歴史あるシャトーらしい。案内をしてくれた銀行員のおじさんの説明とシャトー見学で、今まで知らなかったワインに関する話をたくさん聞く事が出来た。なんせ殆どまともな知識を持ち合わせていなかったから、ちょっとしたカルチャーショック。

たった1日で覚えられるような情報量では無く、パッと出てくるのは・・・
ボルドー内でも、更に細かくラベルに地域名を入れられるのは限られた地域のみ(確か5カ所)だということ。ワイン葡萄の木が低いのは土壌からの熱を得やすいからで、特にメドックのワイン畑には近くの川に由来する小石が混じり、その石が蓄える太陽の熱が葡萄の成長に大きく影響するということ。その年の気候に対応した細やかな間引きや、畑に霜をおろさない為に気温により稼働する風車の存在。鳥の大群との戦いや、最近はヒョウが出来そうな雲をランチャー的なもので人為的に吹っ飛ばしたりすること(これには色々問題があるようだけど)。ワインの澱を少なくする為に、卵の白身成分が発酵過程で使われているということ。その他、ワインの熟成や樽にまつわる話等々・・。
ワインに詳しい人なら基本的な知識も、ド素人の自分には初めて知る事ばかり。その奥深い世界に、只々驚愕!
シャトー・オーナーのご自宅

エイジング中
皮は固いけど、甘くて美味しい葡萄
テイスティングの仕方なんかも教わって、知的好奇心をくすぐられる体験の連続だった。
付近には大小たくさんのシャトーがあり、そこがボルドーワインの中心地であることを垣間見ることができた。ボルドーだけでもこんなにシャトーと銘柄があるんだから、フランス全域ではいったいどれほどディープなんだろう。それを世界に広げると、その奥深さは想像すら出来ない・・。今までは実感出来なかったけど、優れたソムリエになるには相当の努力が必要なんだろうなぁ。


2012年9月28日金曜日

フランスの天気予報

全然当てにならない。予報では今日は雨か曇り。
それが、
鳥取じゃないよ
快晴!!
と、いうわけで、ヨーロッパ最大の砂丘、Dune du Pylaに連れて行ってもらいました。ボルドーの街から約1時間。紺碧の空と海。吹き抜ける風、空にはパラグライダー。遥か沖では波が割れている様子。トレビアン!!
Fly High!
森と海の間
この付近はバカンス・エリアで、ケーキの美味しい店なんかもありました。カヌレはボルドー地域が発祥。今まであまり好きじゃなかったけど、美味しいカヌレは美味しい、と当たり前の事に気づく。

その後は夜のホームパーティに向けて牡蠣の産地へ。牡蠣を育てている漁師(?)さんから直接買えるこの場所は、12個で€5という安さ。
何代も前に日本から持ち込まれた牡蠣が、ここでしっかり育てられています。地元の人もそれを知っていて、日本人だとわかると、“この牡蠣はもとは日本から”と嬉しそうに話してくれたのが、こちらも嬉しかった。

全てが牡蠣小屋



・・・海は良い。




Rocamadour

フランスといえば、鍾乳洞(え?違う?)。と、いうことで、Rocamadourという街に連れて行ってもらった。鍾乳洞と城で知られている小さな田舎町に辿り着くのに、滞在中のボルドーから車で3時間。道の途中には、壁画で有名なラスコーもあった。

Rocamadourの城
城下町を見学し、さらに移動して辿り着いた鍾乳洞。エレベーターはあえて使わずに、SFのような階段を降りて洞窟に中に入る。水の豊富な内部を船で移動するのには驚いた。山口の秋吉台も神秘的だったけど、ここはまた違う雰囲気。内部は写真NG、でも一部のエリアで地元の観光客が撮影していたので、こちらも少しだけ・・。
I love cave!


帰りには赤ワインの産地サンテミリオンへ。友達のお気に入りの店で夕食をとった。Tシャツにジーンズというカジュアルな装いの女性の店員さんは地元のワイン業界に精通しているそうで(僕はフランス語がわからないので、又聞きですが)、薦めてくれた€30のワインはとても美味しかった。ワインにワイナリーの連絡先が書かれたカードを添え、“気に入ったら自分で訪ねて直接買うといいわよ”と、とても気さくな彼女。たくさんの酒類のウィスキーも揃えられていて、その中には日本の余市もあった。“日本酒も置きたいけど、フランスで見つけられるのはいいものがないし、まだまだ私自身が日本酒をわかっていない”、という彼女にはワイン・マスターとしての余裕が感じられた。食事もすご〜く美味しくて且つリーズナブル。フランス料理は美味しい、と心から思った。ワインの心地よい酔いと共に、豊かな気分で帰路についたのでした。
St.Emilionは美しい村








2012年9月26日水曜日

TGV

初めてのTGVはパリから目的地のボルドーまで約3時間。当初は日本のユーロなんとか、というサイトで予約するつもりだった。出発時間によって料金が変動するようで、手数料?含めて¥7000程度だったと思う。
と、ボルドーの友人が、フランス国鉄の予約サイトについて教えてくれた。そちらのサイトによると、同じ列車が30ユーロ。なんなんだ、この差は?
そこで、フランス語に堪能な京都の友人の助けを借りて早速予約してみた。
予約サイトの手順は;
①列車と席を選び、個人情報、クレジットカード情報を入力。折り返しの予約完了メールを受け取る。
②駅の機会で予約番号を入力し、予約に使ったカードで決済。発券する。

この②を駅で行っている時に問題が起きた。予約に使ったクレジットカードを機会が認識しない!何回やってもダメで、後ろに並んでいたお兄さんが手伝ってくれてもやっぱりダメ。窓口で確認する事を薦められたけど、発車まであと5分。ここはフランス、こっちが焦っていようが、5分で解決するワケがない・・。よし、乗ってしまえ。理由は車内で説明すればいいか。でも改札は?あれ改札が無い。乗れてしまうぞ・・。
デロリアンのような美しいボディに、焦りを忘れ撮影
と、いう事でやや混雑気味の車内。空いてる席に座るも、その座席の本当の指定者が登場。そそくさと退席し、ここなら大丈夫だろうと連結部分の補助席に座ってみた。スーツケースにもたれれば、結構快適かも。
少しして、車内から優しそうなおじさんが手招きしてるのに気づいた。4人がけの席に座っているおじさん、空いている残りの席を指差している。
“え?いいの?”
しかもスーツケース置き場も教えてくれて、身軽におじさんの斜め前に着席。
おじさんは英語を話せないのか、ゼスチャーと笑顔のみ。着席後は基本ほったらかしにされている。
車窓には広大な畑の景色。TGVは新幹線並に快適。フランスは、やはり良い国。。
眠っているおじさんを盗撮w ありがとう



Destination 2: France

昨夜遅くに到着したパリは風雨・・。暗いしホテルへ向かう景色は殆どわからなかった。チェックイン後直ぐに眠ってしまい、目覚めたら雨は上がっていた。雨天のことなど想定せずに、京都でフランス文学の研究をしている友人に相談して予め散歩コースを決めていたので、予定通り行動出来るのが嬉しい。

さてさて、パリ。正直、あまり良いイメージを抱いていなかった。なんとなく排他的で傲慢なイメージがあったから。
それが、である。ホテルを出て3分も経たないうちに、街の美しさに感性をシバかれ、絵画の様な街並にとろけそうな気分になり、人々の上品な雰囲気もあわせて完全に魅了されてしまった。さすが国名に"お"が付けられてしまうだけある・・!
第一目的地のノートルダム寺院では全身に鳥肌が立ち、今回は外から眺めただけの美術館の壮大さに驚愕し、有名なあの大通りでは、あの歌のサビが頭の中でエンドレス・リピートしていた・・。やたら人慣れしている鳩に襲われそうになりながら食べたクロワッサンも、当たり前に美味かった。街が一望出来る丘で、たくさんの聴衆の注目を集めていたバルセロナ出身だというイケメンのストリートシンガーは、とてつもなく甘い声で大好きなredemption songを歌い、丘の上の寺院の静寂さには心を洗われた。その辺にいるミサンガ売り(強制巻き付け??)だけはウザかったけど。彼らについては京都の友人から事前に聞いていたので、そうとう強気にあしらったらキレられたのが、ちょっと恐かった・・。

パリの人はわかっていても英語を話してくれない、という都市伝説もぜんぜんウソで、少なくとも自分が接した人々は、何の問題もなく英語で気さくに対応してくれた。礼儀として“Bonjour”ではじまり“Merci”で終わるようには心がけたけども。。おかげで、地図さえ持たずに、徒歩と地下鉄だけで1人ツアーを完了する事ができた。
この街への今までの偏見は完全に消え、やはり何事も自分で体験して判断しないとアカンなぁ~、との思いを強くするのであった。

と、予約済みのTGVの出発まであと40分。優雅にワインなど飲んでる場合じゃない!タクシーで駅に向かい、急いで駅での発券手続きをせねば!何せ初めてのことなので、時間感覚が無い。。渋滞してる・・間に合うのか・・?目的地では友達が迎えに来てくれるから、乗り遅れたらマズい・・。
そして悪い予感は的中し、駅でちょっとしたトラブルが発生・・!

2012年9月25日火曜日

フィンランドの森 -Finnish Wood-

予想に反して今朝は曇り。今日は森に行くので、雨じゃなくて良かった。フィンランドに来たからには、是非森を探索してみたかった。有難いことに、森のガイドもしている友達とその弟くんが案内してくれるので心強い。ヘルシンキから少し車で移動すると、すぐに景色が変わり、目的の森までは40分程。綺麗な湖の周りに広がる森のトレイルにいざ!

夏はここからダイブ!でしょう。
トレイルに何カ所か、自由に使っていい薪が用意されていました。

森の土壌は薄く、岩盤が多く露出しています。

なんとかまだ実っていたブルーベリー
土壌は鉄分が多く、水が赤い
 

森にはキノコがたくさん。1UP!?




















湖を一周して森探索終了。岩場も多く、結構いい運動になりました。フィンランドの雄大な森を垣間見れて、大満足です

街に戻って友達のお父さんが経営しているZen Sushiさんでお寿司とゆんたく(お父さんは沖縄出身)。脂の乗ったサーモンが特に美味しかった~!Zen Sushiさんはヘルシンキに2店舗あるので、フィンランドに来る事があれば是非!

そうこうしている間に、空港に向かう時間に‥。友達のおかげで色々体験できたフィンランド。安全でかわいい街並みに親切な人々。日本からの直行便があるから、ヨーロッパの他の都市への玄関口として立ち寄るのも便利。次回はラップランドにも行ってみたいなぁ。そのラップランド、今年はオーロラの当たり年だとか。白夜の夏も盛り上がるらしいし、違う季節にまた来よう!

Kiitos, Finland!  ーフランスに向かう機内にて。
本当にほんと〜うに、有り難う!
フィンランド最高!絶対また来るね!!

2012年9月24日月曜日

雨の日曜日

この時期のヘルシンキは雨の日が多いそうで、昨日も一日雨。当初の予定を変更して、友達と雨の街散策+夜のホームパーティの買い出しへ。スーパーが入っているデパートには、フィンランドの英雄的デザイナー/建築家のアルヴァ・アールト設計の本屋も入っているということで、案内してもらった。本屋は大好きなのだ。
大理石と光の取り入れ方が超ハイセンスな本屋さん。現地の本が読めたら、一日過ごせそう。
あの映画の"ガッチャマンの歌”のシーンは、この本屋のカフェ
季節柄、キノコ本特設コーナーが
で、スーパーへ、
大量のハーブが苗で売ってます。
友達はヘルシンキのガイドと日本語通訳をしているので、頼りっぱなしです・・。
“京都のみんな、元気だよ〜!”
黒いインゲン?ちょっと食ってみたい・・。
主食がジャガイモ、ということで、セレクション豊富!
ザリガニ
ザリガニ!
イケメン料理男子fromオランダ。
買っていないものの写真ばかりで恐縮です・・。

今回のホームパーティは、友達が最近知り合ったというオランダ人とメキシコ人の学生君宅にて。
冬が厳しいヘルシンキでは、ウチに大勢で集まって過ごすことが多いのだとか。
学生君達が分担で料理を振る舞ってくれて、その料理の完成度が高くてビックリ!それぞれの出身国の話なんかで、あっという間に時間が過ぎていきました。
パーティ前に友達が用意してくれたフィンランド料理、サーモン+ライ麦パンやジャムで食べるチーズもなかなか美味しくて(写真取り忘れた!!)、色んな国の手作り料理を堪能させてもらいました。ふと、学生時代を思い出した。楽しい夜に感謝!!


雨の帰り道。ヘルシンキは夜も安全

*お詫びと訂正:先日記載したフィンランド・パンケーキ。アップルソースではなく、クラウドベリーというラップランドで採れる木の実のソースだそうです。
クラウドベリー 作画by Ms. Yuki Miyagi