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2012年7月31日火曜日

Destination 0.5; 釜山 July 26 ①


10:00の高速船BEETLEに乗るため、博多港に向かう。博多港から釜山まで約3時間。韓国はソウルにしか行った事がなかったので、これは行っとかなければ、と往復¥10,000のチケットを予約しておいた。船で海外に行くのは初めてなので、ちょっとドキドキ。港近くのパーキングに車を停め、2泊用にまとめておいた荷物を背負って港へ。ターミナルには日本に入国したばかりの韓国人観光客がたくさん!

カウンターでチケット発行、サーチャージの支払い等の渡航手続きを済ませても、乗るのが船ということもあって"海外"に行く実感がイマイチ持てない。

荷物はコンパクトに
そんなことより、いつもの通り直前まで宿を決めないクセで、この時点で宿の確保が出来ていない。。
i PhoneにAir bnbという便利なアプリを入れていて、それで見つけた釜山から地下鉄で40分程先の海雲台(ヘウンデ)ビーチにあるゲストハウスにブッキングリクエストは入れていた。前日の夜遅くに・・。が、宿のオーナーの意向で、ブッキング前にメールのやりとりが必要で、その作業が出来ていない。。もっと早く連絡入れとけば良かった。ま、現地で直接交渉すればいいか、と出国手続きを終え、売店へ。既に日本の税制は適用されないので、ビールが¥150!船酔い止めの薬を忘れたので、先に酒に酔っておけば大丈夫かな・・、と待合いロビーで朝から一杯。程無く乗船開始!
巡視船のような出で立ち。二世がどんなだったか気になる・・
BEETLE船内
高速船BEETLEの船内はとても快適。穏やかなこの時期の日本海は揺れも殆どなく、新幹線に乗っているかのよう。乗客もリラックスムードで、後ろの席の小さな女の子が話す博多弁が可愛い。船内も酒類が安く、ワインの小瓶を2本飲んだら、あっと言う間に釜山。船酔いの心配なんて全く無用だった。海域にクジラが多い事もあり、若干の低速運行で到着時間が少し遅れたとアナウンスで知り、どうせならクジラが出たら良かったのに〜、と思いながら下船して、流れ作業的に入国手続きを終えた。
港を出ると、とにかく暑かった
釜山港のインフォメーションで海雲台までの行き方を聞いて港を出ると・・・、
暑い!!!日本より涼しいのかと思っていたら、ぜんぜんそんなことなかった。港付近は、当たり前だけど港湾地帯といった様相で、遠くにコンテナヤードやら、高層マンションやら、建設中の大きな橋やら。。
とにかくビーチ、ということで、港から徒歩10分の地下鉄に直行。ソウルよりもシンプルな地下鉄マップを確認しながら、一度の乗り換えを経て海雲台駅へ。たくさんの人がこの駅で降りる。


  地下鉄の駅から地上に上がると、人はまばらだけどビーチタウンらしい雰囲気。と、モーレツにお腹が減ってきた。船酔い対策に朝から何も食べておらず、この時点で既に14:00。何でもいい、韓国料理!!ということで、韓国人客が多く入っている店へ。みんな麺料理を食べているけど、英語も日本語もメニューに無い。。店員のオバちゃんは、指止しで韓国語メニュー(写真も無い)を一生懸命説明してくれている。。。
ネンミョン
“ネンミョン・・”と発してみた時、オバちゃんの動きが止まり、満面の笑みで頷いてくれた。ネンミョン=冷麺。知ってて良かった…。
この地域はネンミョンが名物らしく、店も多い。出てきたのは出汁を凍らせた氷の入った、シンプルなネンミョン。暑さと空腹で、相当下品に喰らい付き、あっという間にたいらげた。あっさりしてたなぁ、以外覚えていない。。オバちゃんと笑顔を交わし、先ずは宿に向かう。宿はビーチのすぐ側、というか、マップ上ではビーチの中??簡単に見つけられるだろうと、海に向かった。韓国でも最も人気のビーチ海雲台は、、


大賑わいだった!!!


九州トリップ July 24-25


煙を上げる阿蘇山
24日の朝も早起き。予想以上に豪勢なホテルの朝食バイキングを食べてチェックアウトし、今日の第一目的地、阿蘇山へ。熊本市内から国道をひた走り、見晴らしの良い高原の景色をドライブ。間近に活火山が見れるとあって、やや興奮気味。1時間少々走ると、火口からの煙が遠目に見えてきた。遠くから見ても、なかなかの迫力!そこから更に有料ゲートを越えて、火口に到着。日本人に加えて、韓国や中国からの観光客もたくさん!
火山活動による成分で火口にある水溜りは見た事もないグリーン。風向きによっては、見学者全員が咳き込むくらいの近距離で火口を見る事が出来た。地球のパワーの凄さに感動!めっちゃアースです!


 ロープウエイで訪れる観光客が何巡かする時間を火口付近で過ごし、次の目的地の高千穂峡へ。ここも前から一度訪れてみたかった場所。田舎の景色を楽しみながら、のんびり南阿蘇を高千穂に向かう途中、茅葺き屋根の郷土料理屋さんを発見。ここで昼食をとる事にした。高菜めしと、気になっていた"だご汁"がセットになっていたので、それを注文。ヤマメの甘露煮もついていて、どれも美味!このあたりは名水の里としても知られているようで、本当に水が美味しい。料理がおいしいワケだ。
高菜めしとだご汁。だご汁、すごい好みの味
ヤマメや漬け物も美味しかった!
ここのお店は地産地消にこだわっているようで、若い店主の人柄も良く、卓毎に囲炉裏がある店内はとても落ち着く雰囲気。偶然見つけたのでまた行けるかどうか微妙だけど、もしもまた阿蘇方面に行く事があれば、是非立ち寄ってみたい。湧き水の水源や温泉もたくさんあるようで、南阿蘇に滞在してゆっくり時間を過ごすのもアリかもしれない。

と、後ろ髪を引かれながらも、高千穂へのドライブを継続。のどかな里山の風景に見とれながら、天岩戸神社に到着。ここも昨今のパワースポット・ブームのせいか、平日なのに賑わっていた。
神社は西と東に別れ、西本宮の奥にある天安河原には、天照大神が岩戸の中に閉じこもってしまった際、どうやったら外に出てきてくれるのか神々が会議を行ったという伝説がある。写真を撮ることに躊躇があったのでビジュアルはないけど、本当に神聖な雰囲気の場所だった。

東本宮の大鳥居
西本宮から少し離れている東本宮。気になったので歩いてみると、西と違って誰もいない。みんな西本宮にしか行かないのかな??静かでなんだが気が安らぐ東本宮。しばらく境内で1人の時間を過ごして、より清々しい気分に。西だけ見て帰らなくて良かった〜!
この東本宮のように、あまりたくさんの人が訪れない場所が高千穂にはたくさんあるんだと思う。大小様々な聖域がある高千穂。さすが天孫降臨の地!


天岩戸神社の次に、高千穂神社にも立ち寄った。大きい神社ではないけれど、大きな神木が何本もあり、神聖な雰囲気を漂わせていた。ここも平日なのにたくさんの人がいて驚いた!

高千穂神社から程近い高千穂峡は先の大雨の影響で増水していて、名物のようになっているボート屋さんは休業。ま、一人の僕にボートは無縁だけどww 
増水でボートは無し・・



遊歩道にそって川沿いを歩くと、水が織りなす美しい景色が広がっていた。この遊歩道にも、神話にまつわるポイントが色々あって興味深い。天気が良かったので日差しが強く、気温は高い。でも、奇麗な水の流れを見ていると、そんなに暑さは気にならない。水の癒し効果は絶大です。
水の音を聞きながらブラブラしていると、あっという間に夕方に。今夜もHさんに誘われるがままに博多で夜を過ごすことにした。宮崎で一緒だった3人娘(うち1人はメンバーチェンジ)も一緒に、グルメなJさんの知り合いのピザ屋さんに行く事になっている。神話の里を後にし、博多での宴会に胸を躍らせながら、福岡方面に急いだ。

 博多へは待ち合わせ時間ギリギリで到着。美味しいピザとワインで盛り上がった後、Hさんはホテルへ。残りのメンバーは流れでカラオケへ。何時まで遊んでいたのか覚えていないし、何を歌ったのかも記憶が定かでない。。っていうか、酒が強いぞ、女子達!
フラフラになりながら、どうやって辿り着いたか覚えていないホテルでチェックアウトぎりぎりまで眠り、起きてから暫くは休憩スペース(と勝手に認識している)がある女子達(君達はタフだ・・)の職場でサーフィン雑誌を何冊も読破し、“昨日は前半と後半のギャップが激しかったなぁ”、と自嘲しつつ、温泉施設に立ち寄って友人Mちゃんの店『小田原』へ。そこで一晩泊めてもらい、翌26日の海外渡航に向け、体力を回復するのであった。。
この後のカラオケが中年にはキツかった、と翌日悟ったw 


2012年7月30日月曜日

九州トリップ July 23


23日の朝も木崎浜へ。平日だから空いている、と思ったら、そこは波乗り修羅の国だった。。おそらく出勤前に毎日海に入っているローカル達がこの日限られていたピークに集結していて、足に小型スクリューでも付いてるのか??と思うほどのパドルの早さで、鮮やかに胸ー肩の波にテイクオフしていきます。僕にまわってくる波は殆どなく、波乗りを初めたばかりの頃の記憶がよみがえる・・。無力だ・・・。もっと精進せねば。。


日南と言えば、の、鬼の洗濯岩
修羅達が去った後の時間帯は、夏休み中の学生であろうサーファー達にもまれながらも、まずまず遊ぶ事が出来た。最後の一人になってしまった旅のバディ、Hちゃんも楽しめたみたいで、その後日南まで足を伸ばすことに。一度行ってみたかった鵜戸神社で蒼と朱色のコントラストに感激しながら、運玉に挑戦。先に挑んでいる人達が自分の玉の行方に一喜一憂しているのをやや冷笑気味に見ながら、玉を購入し念を込めて投げる。男は利き手を使えないのでなかなか難しい、が、最後の5投目がターゲットにイン!水に跳ね返り、スプラッシュと共にアウト…! これは、どういう判定になるのか…?運玉販売所で恐る恐る確認すると、一度インすればOKとのお言葉!"よっしゃぁーーーっ"と歓喜した声が、本殿が祀られている洞窟内に響き渡りました。。多分誰よりもやかましかったと思います…w
ここに歓喜の叫びが響き渡る・・

戻りの道程で魚ランチを食べ、Hちゃんが行きに波を目撃していた伊比井ポイントへ。2人の先客に交じり、日南の海に初入水。ダンパー気味の波でも、晴れて空いてて気持ちいい。そして沖に出て気づいたのが、先客の1人が真っ黒に日に焼けた小学生くらいの男の子だったということ。ボディボードでキャッキャとはしゃぐ姿が本当に愛らしくて、屈託のない笑顔の少年に話しかけてみた。ほぼ毎日海で遊んでいるという12才の少年との会話はこんなカンジ。

“いいところやねえ、ここ” -出来る限りの笑顔で話しかける僕-
"はい、でも場所はいいですけど、人が意地悪です" -純粋な瞳+はにかんだ笑顔の少年-
“??え?なんで??”
"親が家を買って引っ越してきたんですが、その土地が詐欺で裁判してるんです"
“ ⁉ そ、そうか。。大変やね(汗。…あ、今は夏休みなの?”
"はい、多分"
“多分?”
"日南市の嫌がらせで、学校に行けません"
“ ⁉ そ、そうか。。大変やね(汗。…あ、お父さんは?サーフィンするの?”
"お父さんは、むかし事故で足が…"

伊比井
・・・この会話中も、少年はキラキラした瞳と絵に書いたような笑顔を絶やしません。切なすぎる。 ちょっと泣きそう。。
その後も波とファンサイズの波で戯れながら会話を楽しみ(ライトに軌道修正)、Hちゃんを待たせているので、先に海から上がることに。振り返ると、少年が大きくこっちに手を振っている。夏ですなんだか。ガンバレ少年!



さっさと着替えて、一路空港へ。Hちゃんとは、ここでお別れ。感傷に浸る間もなく、熊本への同行を誘っていただいたHさんと合流するために宮崎を後にし、九州自動車道を北へ。 当初は一人旅をしようかと思っていたものの、有り難いお誘いに乗らない手はありません。縁と流れに身を任せ、熊本に向かう途中のSAでHさんと合流し、同行されていたJさんと挨拶。 お二人と同じホテルを予約して、なんやかんやで僕だけ遅れてチェックイン。荷物を置いてすぐ側の熊本城でも見物しようとホテルを出ると、外でお二人とバッタリ遭遇!一緒に散歩することに。

忍者でも乗り越えるのに苦労しそうです
 既に19:00近く、お城は閉門していたので、暫く外周を散歩。その後、グルメなJさんの案内のもと、繁華街にある郷土料理屋さんで夕食。その後Hさんは先にホテルに戻り、僕はJさんに伺った謎の麺類『大平燕ーたいぴーえん』を食べに、Jさんのガイドで2軒目の中華屋さんへ。チャンポンだけど麺の代わりに春雨、という大平燕は、飲んだ後に最適な味!春雨だからカロリーも低そうで、これは全国に広がることを望みます。 

大平燕
郷土料理と焼酎でご機嫌!
火の国・熊本の街は都会で、しかも美人が多くて驚いた!完全にノーマークだったけど、熊本は相当楽しそう。
翌日も早いので、飲み歩いてみたい気持ちを抑えホテルに戻り、とっとと就寝zzz 
I shall return!

九州トリップ July 21-22


昨日よりだいぶ落ち着いてしまった・・
  Aさんに起こしてもらい、21日の朝は加江田河口で1R。そこで合流した福岡からの3人娘とチキン南蛮弁当を買いに青島へ。朝も早かったので、ホテルで休憩して夕方の部は前日同様、G裏へ。ここでA子さん夫妻、そして新たにHさん夫妻と合流し、みんなで波乗り。大分サイズが落ちていて波数少なく、序盤は消化不良気味。。そろそろ上がろうかと思った頃に少し波がまとまってきたので、少しは遊べた。。かな。

 夜は3人娘の1人、久留米のKちゃんの知り合いの地鶏屋さんへ。今回のトリップメンバー全員参加で賑やか!何食べても美味しくて酒もすすみます。そうそう、普段は肉を食べない僕も、宮崎では鳥を食べます。名物だし。宮崎ルールなのです。一通りの料理を楽しんだ後、〆の辛麺が運ばれてきました。ここ最近、辛いものが大好きなワタクシ。この店の公式Max値(23倍!?)、結構イケましたw 因みにお隣では40倍に挑戦する強者が!それはもはや、根性試しでは・・・。と、正に宴たけなわではございましたが、翌日は朝が早いので早めに撤退!今回の目的は波乗りなのだ!サーファーはストイックである!!

朝焼け@加江田河口
スーパー早起きの22日。夜明け前に加江田河口に向かい、朝焼けを見ながら波乗り。下手の横好きで短い板に乗っている僕には波が合わず、優雅に波とダンスしているロングボーダー達を傍で見学。みんなすごく楽しそうで、見ているだけで結構満足。 海から上がって、この日の早い便で帰らないといけないAさんを送りに空港へ。忙しい中の強行参加、初宮崎を楽しめた様子で良かったです!


 午後の部はHさん夫妻と合流。一ツ葉、A子さん夫妻のいるG裏とチェックした後、Hさんの一言で木崎浜へ。良さそうなピークを選んで沖に出ると、波数は少ないながらもファンウェーブ!ポイントも平和な雰囲気で、みんな良い波に乗ってます!十分楽しめて、やはり木崎浜は一級ポイントだと実感。
 海から上がって、3人娘も合流して青島駅前のうどん屋さんでランチ。うどんも美味しいけど、ここのサバ寿司がイケてるとのA子さん情報。確かにイケてました!
ランチ後、先ずはHさん夫妻が鹿児島に向けて出発。しばらく青島駅で撮影会!?をした後、3人娘も福岡へ。

 残されたHちゃんとの早めの焼酎タイムで予想外に酔いがまわるも、なんとか青島駅近くの居酒屋さんで念願の冷汁にありついた。偶然、店の前で今年始めての花火を見ることも出来てラッキー!  
撮影会の成果:)

九州トリップ July 19-20


この橋を渡れば九州上陸!
今回の旅の目的地は、サーフィンのメッカ宮崎。1人旅ではなく、いつものサーフィン仲間と現地で合流することになっている。せっかくの九州、宮崎以外にも行きたい場所が色々あるので、僕は車で九州入りすることにした。

 18日の22:00に地元の京都を出発し、中国道を西へ。広島で仮眠、少し走ってまた一眠り。関門海峡に着く頃にはすっかり朝で、この日滞在する博多に到着したのは結局11:00頃。宮崎入りするのは翌20日だけど、先ずはこの時点での波情報をチェック。結果は上々、期待が高まります!


いつもお世話になってます!
博多の街を車でさまよい、いい加減運転に疲れて、天神のホテルにチェックイン。少し街をブラブラした後、西鉄に乗って福岡郊外で友人Mちゃんが経営している居酒屋『小田原』へ。久々の再会で会話に花が咲き、美味しいご飯とお酒をたくさんご馳走になった。いつも有り難うございます!
 日付が変わる前に天神に戻り、別で博多入りしていた友人Hちゃんと屋台で延長戦。焼きラーメンと焼酎で長い一日が更けていった。

  翌20日午後に豪雨の博多を後にして、Hちゃんと二人で宮崎へ向かう。途中にも凄い雨にみまわれつつ、3時間程で無事に宮崎到着。空港で別の友人Aさんと合流し、早速サーフポイントへ。また別の友人A子さん(今回は登場人物多いです)の情報で、テンション高めにG裏へ直行。少しクセがあるものの宮崎の波のクオリティーはやはり良い!何よりも空いている!!うまくピークを選んでレトロフィッシュを華麗に乗りこなす2人のオーストラリア人を参考に、宮崎のファンウェーブを堪能。海上がりに見た夕景がとても奇麗だった。


 Aさんが見つけてくれた青島のホテル(今後の宮崎の定宿に決定○)にチェックインし、
夜はAさんの誕生日祝いもかねて市内で宴会!A子さんの旦那様や地元のサーファーの方々も交えて盛り上がった。全員酔っぱらっているので、帰りの代行では値切りが成功して(関西魂炸裂!!)、得した気分で帰路へ。  相当酔っぱらっていたので、翌朝起きられるか心配。。。




2012年7月17日火曜日

西表島-2 July 12

ゆっくりめの起床。他の滞在客は既に活動を開始している様子。のろのろとパッキングしてチェックアウト。車に荷物を放り込みながらも、今日沖縄を離れることに実感が湧かない・・。
こんなに奇麗なビーチに、たくさんのゴミが・・・
特に何をするか決めていないので、とりあえず国道の南の端までドライブ。そにあるビーチに行ってみる事にした。到着してみると、想像通り無人の奇麗な景色。でも、すこし砂浜を歩いて、ある事に気づいた。残念な事にゴミが多い・・・。離島の人気の少ないビーチは、どこも案外ゴミが多くて驚かされる。人が捨てたというより、打ち上げられたもののよう。誰かが捨てたゴミが、遠く離れた綺麗な砂浜に打ち上げられる・・・。海で遊ばせてもらう機会が多いから、考えさせられた。ポイ捨ては絶対アカン! 

ヤマネコってこうやって寝るのかw
無人のビーチから折り返し、昨日と同じく西部に向かう途中、西表野生動物保護センターに立ち寄った。野生動物好きなので、展示物に興味津々。昨日、危うくひきかけた地を駆ける鳥はシロハラクイナ、サキシマスオウノキの近くで見た亀はセマルハコガメ。看板でしかお目にかかっていないイリオモテヤマネコについては、1区画を設けて詳細に紹介されている。ふむふむ、勉強になります!そして所員さんに質問。仲間川で見た鳥は何だったのか?特徴を述べても、即答は難しいようで、一緒に図鑑で調べることに。そして同じ鳥を発見‼ カンムリワシ!ではなくミサゴと判明。ちょっとガッカリしたけど、ミサゴも珍しいという所員さんの優しい一言で満足。後で更に調べたら、ミサゴもなかなかカッコいい鳥なのです。
ドライブしていると、いたる所にこんな風景が
ドライブは続き、上原への道中にあるカフェに立ち寄り、生パインジュースを頼んだ。激ウマ‼ パインは西表産が最高!そうめんチャンプルーと、もずくの天ぷらも食べる。どちらも美味い!カフェのお姉さんは、大阪出身。八重山では、関西からの移住組によく会う。南国気質と関西気質は相性が良いのかな?
 その後、星砂の浜でシュノーケリング。カラフルな熱帯の魚がたくさんいて、人慣れしているのかあまり逃げない。背丈くらいの水深でも、これだけ魚がいれば素人ダイバーには十分楽しい!シュノーケリングは手軽に楽しめる海の遊びだと再認識。今後もっと色々なところで潜ってみたいと思う。

 沖縄の海を最後まで楽しみ、シャワーをあびてスッキリ!そして車に戻って気が付いた。・・・時間が無い!海で遊んでいるうちに、思った以上に時間が過ぎてしまっていた。急がないとマズい!船に遅れたら、飛行機にも乗り遅れる…。 しかし、おじい、おばあ、ヤマネコと、敬うべき存在が多い西表では、車を飛ばしてはいけない。焦りながらも安全運転で東に向かい、出船20分前にレンタカーを返却。破格のディスカウントをしてくれたT君はいないようだ。受付の方にそのまま港まで送ってもらい、無事乗船。竹富島経由で石垣へ。急ぎ足で垣間見ただけだけど、西表島は雄大で深く、自然への畏怖の念を強く感じた。次はもう少し長居して、他では見られない自然をもっと満喫したいと思う。

 かくして、沖縄旅も終焉。石垣から那覇、梅雨の関西に戻る。沖縄の人々はいつも優しく、果てしなく青い海、雄大な自然、心地よい風、地味に溢れた食べ物、その全てに癒され、気力をもらう。日本に沖縄という場所があることは、とても貴重な事だと思う。
 ありがとう沖縄。また来ます!


西表島-2 July 12



借りた車で、真っ直ぐ港へ。予約しておいたマングローブクルーズ用の船に乗る。乗客は、自分を含めて8名程。仲間川からは熱帯の景色が広がり、西表の秘境感が溢れている。潮の匂いがする汽水域の濁った川に沿って、マングローブが生い茂る。水曜スペシャル(古っ!)が大好きだった僕には、たまらない景色! ジャングルは冒険心をくすぐります。

サキシマスオウノキ

魚の作る波紋が目につく。スレてなさそうだし、ルアー投げたら直ぐ釣れるだろうなぁ、などと考えているうちに、上流の船着場に到着し、その奥にある日本最大のサキシマスオウノキ(350歳!)を観察。デカっ‼このマングローブは、独特の根をしている。思い出したのは、昆布…。すごい威圧感!茂みには、亀もいた。自然が濃いぞ、西表! 

 同じルートを戻る途中、猛禽類のような鳥を目にした。他の乗客は気づいていない様子。頭が白い…。カンムリワシか!そんなに簡単にいないか。。でも、ワシっぽいぞ…。カンムリワシということにしておこう。と、自分に言い聞かせて、マングローブクルーズ終了。 
日本の景色とは思えません・・・
 
   港に戻り、島の反対側にあたる西部に向けてドライブ。緑の景色が雄大だ。
無数のヤマネコ看板が・・
たくさんのヤマネコ注意の看板を通り過ぎ、スローペースで県道を西へ。都会じゃ考えられないくらいゆっくり運転していても、景色が良いから苦にならない。途中、いきなり道路脇から飛び出した地を駆ける鳥をひきそうになりつつ、いくつかの景勝ポイントを経て、無事に西部の集落 上原に到着。食堂で食べた野菜そばが美味かった。
野菜たくさん!
 更にその先へとドライブし、行ってみたかった西表カフェで黒糖スムージーを飲みながら夕日を眺める。静か。他に誰もいない。ジャングルに沈む夕日も良いもんだ。



 折り返して東部へ戻る途中、日本最南端の温泉で汗を洗い流すと、辺りはすっかり闇夜。帰路はナイトサファリさながらで、車の窓を開けると聞いたことがない鳥の鳴き声や、路上にはそこらじゅうにカエル。と、動体視力ギリギリで、何かが道路脇で動くのが見えた。車をバックすると、ヤシガニが!初めて見た!お腹には子を抱えてます。こいつもなかなかの威圧感。食べると美味いらしいけど、道路上で見ると中々のビジュアル・・・。

 ふと見上げれば満天の星。路上のナイトサファリは続き、"ヤマネコや~い"と心で念じるも、簡単に遭遇するわけもなく、そのまま宿に到着。留守番してくれていた?ヤモリに退室してもらい、八重仙をチビチビ。今宵は語らう相手もおらず、ほどなく就寝。外ではヤモリが鳴いている(キャッ、キャッ、キャッ、と鳥みたいに無く)。
同室のアリさん達、仲良くやりましょ。寝てる間に噛んだりしないでね…。