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2013年2月28日木曜日

MOMO

桃でも腿でもなく、モモ。

ベーシックな形状
なんせ包んである食べ物が大好きなので、モモは大好物。肉を食べなくなって、唯一食感が恋しくなるのが小籠包や蒸し餃子だったりするので、野菜モモはドンピシャ!
地元・京都では野菜モモを食べられる店が限られているので、ネパールで本場のモモをたらふく食べるのを楽しみにしていた。
インドにもモモを出す店があったけど、ネパールに来るまで我慢ガマン!

我慢の甲斐あって、カトマンズのネパール料理屋、チベット料理屋では100%野菜モモを見つける事が出来て、欲求のままに1日1モモのペースで食べている。


スープバージョン
ラウンドシェイプ・揚げバージョン
変わりダネ
マイベスト・モモ!
ネパール/チベット料理は中国料理とインド料理のハイブリッドといったものが多い。モモ以外にも、スパイシーな麺料理や飯料理など、カレー三昧だった日々からのギャップもあって、最高に美味しい!

チベット料理のThenthuk: 平麺in野菜スープ=激ウマ!
*夕飯時はほぼ停電しているので、どれも写真が暗い・・


2013年2月27日水曜日

Religious Tour

カトマンズにはたくさんの宗教建築物があり、それらの多くが世界遺産登録されている。その中から、昨日は仏教のBaudhanathと、ヒンズー教のPashupatinathを巡ってみた。

Baudhanathにはネパール最大のストゥーパ(仏塔)がある。過去に写真で見た時から、僕の中でのネパールのイメージは、このストゥーパ。予感していたとおりに、その大きくて優しい佇まいに、一目で心を奪われた。










ストゥーパにはたくさんの観光客や、にこやかな僧侶達が参拝に来ていて、周辺の雰囲気には仏教らしい穏やかさがあり、とても居心地が良い。青空とストゥーパ、カラフルな旗のコントラストが美しくて、自然と笑顔になってしまう、そんな光景だった。

ネパールで最も格式の高いヒンズー寺院Pashupatinathは、Baudhanathの程近く。主にシヴァ神を祭るこの寺院は、ネパールのみならず全ヒンズー教徒から深く崇められている場所で、インドのサドゥ達もやってくる。ヒンズー寺院ということで、周囲には牛がたくさんいて、つい先日まで毎日感じていたギラギラとした空気が流れている。
宗教が違うとこんなにも場の雰囲気が変わるものかと、ウロウロ観察していると、青年が近寄って来て、色々と寺院の説明をはじめた。彼は知識豊富で、あからさまな悪質ガイドでもなさそうだったので話を聞いてみると、ここでヒンズー教を学んでいる学生だと言う。一緒に敷地内に入れば、500NPRの正規入場料を、400NPR+彼のガイド付き-にしてくれるらしい。早い話が、小遣い稼ぎ。400を200に値切って交渉は成立し、一般とは違う裏口から入場した。

敷地内には、瞑想場も多くある。
矢継ぎ早に喋り続ける事はさておきw、学生くんの説明は情報量が多く、200NPRの価値は十分にあった。
Pashupatinathは“ネパールのVaranasi”とも例えられ、様々な宗教の僧侶やサドゥ達が訪れ、瞑想や修行に身を投じる場所。そして彼の地同様に敷地内に川が流れ、その川は下流域で実際にガンガーに流入するのだとか。そしてガンガー同様、信者の火葬が川の畔で行われ、僕が行った時にも既に3体の遺体が大きな薪の中で灰になっているところだった。少し上流では、オレンジの布にくるまれた10歳くらいの少年の遺体が、遺族によって川の側で清められていた。彼も暫く後には灰になるのだろう。

火葬を求めて死期を待つ信者が暮らす宿舎がある事、火葬される場所が貧富や位よって明確に分けられている事、女性は火葬には参加出来ない事、などなどの説明を聞きながら、人が燃えている炎の色や匂いがむしろシュールで、その光景をただただ眺めた。

この寺院ではその他様々な宗教行事が催されるそうで、一通りの話を聞いて学生くんとは別れ、その後もすぐに立ち去る気になれなかったので、暫く敷地内で時を過ごした。
ヒンズー教は生にも死にも凄くリアルで、何と言うか、仏教をベースにしている国民からすると、その強烈なパワーに圧倒される。これは、信者にも当てはまると思う。インドの人達の独特な力強さは、宗教によるものが大きいんだなぁ、と、ここに来てより強く実感した。

宗教の違う2カ所の寺院を巡り、その対比に気持ちが追いつかない一日だった。
Pashupatinath






2013年2月26日火曜日

Kathmandu

今滞在しているThamelは、首都Kathmanduの中でも特に外国人旅行者が集まるエリアで、たくさんのお店やレストランが軒を連ねている。ネパールはトレッキングの聖地だけあって、そういったギアの専門店や、ネパール/チベットの手工芸品を売る店が多く、何れも僕のストライクゾーンなので、ブラブラ歩いていてとても楽しい。美しいパターンのパシュミナやヤク・ウールのブランケット、繊細な曼荼羅画に特に反応してしまう。。

ネパールの人々は笑顔が素敵で、皆フレンドリー。インドでは毎回勝負のようだった値切り交渉も、そこまで激しく行う必要もなく、国境からたった200kmそこらで、こうも違うものかと驚いてしまう。
散歩をすれば街の随所に仏塔や寺院があり、ヒンドゥー教と仏教が混合した様式は、とてもエキゾチック。
Swayambhu
Kathmandu Valley
朝のThamel
街の随所にストゥーパがある



と、ネパール入りしてから体調を崩し、昨日はフラフラになってベッドと同化していた・・。1日寝たら大分良くなったけど、インド後半の移動に次ぐ移動で、決して若くは無いw身体に疲労が蓄積していた模様・・。ネパールではゆっくり過ごそう。。。

2013年2月24日日曜日

Destination 10: Nepal

深夜の駅;この人達はいったい・・
Varanasi駅に深夜に出向き、既に指定席の予約時間が終了していたので一般車両チケットを買い、目的地Gorakhpurの名前だけを頼りに、駅に入ってきた列車に乗り込んだ。そしてまた勝手に寝台車両に居座り、車掌さんに不足金額を払って席を確保してもらった。インドでの列車チケット予約のコツが最後まで良くわからなかったけど、乗り込んでしまえば何とかなるみたいだw

乗り込んだ列車がエクスプレスでは無く鈍行だと知ったのは、英語の話せる乗客と会話してからで、思っていたより3時間長い、10時間の夜行旅になるとわかった。。駅に停まる度に乗り込んで来るインドの皆さんは、既に寝ている乗客などおかまいなしに大声で話し、子供は走り回り・・、今回は等級無しの一般寝台車両だったので、セキュリティの面からも、全く安眠できなかった・・。

Gorakhpurに到着し、バスで国境へ・・、と思っていたら、押しの強いインド在住のネパール人一家がタクシーの相乗りをせがんで来たので、受ける事にした。そこから更に3時間。国境の近くは貨物トラックで大混雑。その横を走り抜け、出国管理事務所の前でタクシーを降りると、そこで係員らしき人に声を掛けられた。

“ネパールのビザは取っていますか?まだなら、ネパール側の入国事務所でUS$25と写真1枚の提出が必要になります。受付はUS$のみで、インドルピーの国外持ち出しは禁止なので、両替所で換金してください。”

US$は持っていたけど、インドルピーの換金をしていなかったので、両替所へ案内してもらう。ついでに手持ちのUS$も一部ネパールルピーに換金することにした。
その両替所、インドルピーはさておき、US$のレートが無茶苦茶だったので語気を強めて指摘したら、渋々受け入れられた。が、冷静になって考えてみると、それでも少し損している・・。自分の詰めの甘さが憎らしい・・。

インドでの出国を終え、初の徒歩での国境越え。その前に胡散臭そうなインド国境警備員に荷物を調べられそうになったけど、全身で “マジでぇ?めっちゃ疲れてんねんけどワシ” という 気を放ったら、そのまま通してくれたw
グッバイ、インド
ハロー、ネパール
100m程でネパールに達し、入国管理事務所へ。少し疑ってはいたけど、やはり支払いはインドルピーでもドルでもユーロでも可能で、あの係員風の男と両替所がグルになって無茶なレートで設けているようだ。軽症とは言え、悔しい・・。最後の最後まで、インドはやってくれるw 因みにインドルピーの国外持ち出しは“オフィシャル”には禁止だけど、少なくともネパールでは問題無く使える様子。。

無事に入国手続きを済ませ、疲労の為に一般バスは避けてトヨタ・ハイエースの相乗りバスで首都カトマンズへ。どこか日本と似ている田園風景を越え、延々と峠道を走り(1人が酔いで撃沈していた)、8時間かけてやっと到着。Varanasiで出会ったブルガリアの旅人に教わったゲストハウスにチェックインする頃には、移動開始からほぼ丸一日が経過していた。。。
世界のトヨタ!


Ganga

ミラクルな朝日を見て、そのままガンガー沿いを端から端まで歩いた。Kumbh Melaから移動して来たサドゥ達が河沿いの一区画にテント村を形成していて、興味津々でウロウロしていると、気さくそうなサドゥの1人がテントに招いてくれて、チャイと聖なる薬草を振る舞ってくれた。チャイにはガンガーの水を使用している様子だったので少しビビったけど、サドゥの振る舞いチャイを断るようなことは出来ない。去り際にお布施を手渡そうとしたら、“そんなのいいよ”と一旦は断られた。インドでお金を断られたのは、初めてだ・・。

サドゥキャンプの一例(招いてくれたのは、ここではありません)。

"Please"と、お布施を受け取ってもらい、その後もとても良い気分で河沿いの1日を過ごして決めた。夜の列車で、インドを離れよう。名残惜しいうちに、その土地を離れるのが良いと思うから。

1ヶ月のインド滞在。せわしなく色々な土地を巡り、たくさんの旅人や現地の人と出会い、別れた。街の喧噪や、人々の独特の距離感とコミュニケーションに疲れたり、時には感情のコントロールを失って情動的になり(早い話がキレたw)、その度に己の心の狭さに自己嫌悪したり・・。それでもめげずに人と触れ合っていると、不思議と優しい人達が必ず現れて心が癒された。
毎食インド料理で過ごしたけど、全く飽きずに特に体調を壊す事もない自分に驚き、インド特有の距離や時間の感覚に慣れていくのを自己観察しているのが楽しかった。

インドでは本当に色々と試される。冒険心、忍耐力、好奇心、柔軟性・・。しんどい事も多いけど、続けていると高揚感や癒しを得られる。。インドを旅すること自体が、何だかヨガっぽいなぁ、と思う。

今回のインドでの経験は、これからの人生の随所に活かされると思うし、きっとまたこの国のパワーをもらいに、戻ってくるんだろうと思う。

Dhanyavaad, India!!


2013年2月22日金曜日

Kumbh Mela

Allahabadに来た理由は1つ。世界最大の宗教行事とも言われるKumbh Melaを見学するため。しかも今年は、12年に一度の大祭年(詳しくはWikiってくださいw)。
Allahabadには深夜の到着になり、駅で話しかけた人の案内のもと、リキシャで宿を探す。が、かきいれ時とあって満室の連続。。そして見つけた空室アリの宿は、超強気の価格設定で交渉も通じない。。かなり疲れていたので、普段なら1/10の価格でも泊まらないであろう、ハイレベルな薄汚なさの部屋で夜をすごす事にした。。因みにトイレも付いていないけど、ま、しゃーない。

翌朝は夜明けとともに行動し、人生初のガンガー、ライトな沐浴、サドゥのキャンプを見学したりして、群衆の中を歩いた。きっと何日もかけて辿り着いた人々のことを思うと、その信仰心に本当に頭が下がる。
参拝者の為に、周辺には街規模のキャンプ村がたくさん。


@サドゥ・キャンプ
渋滞でもマイペースw
帰りは冗談のような渋滞を避けて、歩いて宿に戻った。ただでさえ騒然としているインドの街に、全国から人が集まっているのだから、その圧力は凄まじい。。。混雑のせいもあって、Allahabadは決して居心地の良い場所ではないので、そそくさと次の目的地に移動することに決めた。

すし詰めのローカルバスに揺られること4時間で辿り着いたVaranasi。Kumbh Melaの影響で、この街でも宿の確保に苦労した・・。
久しぶりの熟睡の後、夜明け頃にガンガー沿いの散歩に出掛けてみた。Allahabadで既に見たガンガー。正直、そんなに感動するものとは思っていなかった。

朝焼けを反射する雄大な河を見たとき、自然に目が潤んだのは不思議だった・・。
朝日に笛を奏でるサドゥ・・


Road to Allahabad

Feb 20-

前日までの疲れが癒えないまま、早朝のフライト。少し久々の空港は奇麗で、ここ暫くの日常とは異質の空間。

さて、飛行機はNew Delhiを経由して、Lacknowという地方空港に向かう、、はずが、New Delhi空港が混雑していて着陸許可がなかなか降りず、給油の為に一旦Raipurへ。。結局Lacknowに着いたのは予定の3時間後。最終目的地のAllahabadは、そこから更に200km離れた場所。が、この2日間はストでバスが動かないらしい・・。移動しようとする度に、何かが起こる・・・・。

移動手段を鉄道に変更し、駅で人に尋ねながらAllahabad行きの一般車両チケットをゲット。そしてやってきた列車の一般車両。。。既にヒくぐらいに混雑していて、更に駅から人が流れ込んでいる・・。大荷物の僕が入るスキなどない・・。でもこれに乗らないと。。と、よく見れば、一般車両だけではなく、快適そうな寝台車両が・・・。
多分満席だろうけど、ダメもとでAC付き2等寝台車両に乗り込んでみた。。車両内の空いている席に適当に座ると、隣席にはフレンドリーなお兄さん。車掌さんが来たら事情を説明して空席があるか頼んでみよう、と一緒に考えてくれて、やってきた車掌さんもとても親切に空席を用意してくれた。一般車両との差額は思ったより安くて、めちゃくちゃラッキーだ!

昨日からトラブル続きだったから、とても救われた気持ちになった。これで快適に5時間の列車移動ができる。。
左:手助け+話し相手ありがとう!
右:おじいちゃんとおばあちゃんに癒された。

Single Again

Feb 19-

SihamとHitesh;出会いに感謝!
HampiからHydrabadに8時間かけてバス移動して、そこで旅の仲間と別れた。インド人のHiteshとモロッコ人のSiham、二人と行動したことで、旅の内容がぐっと濃くなった。彼等に感謝しながら、ここからは、また一人旅。

二人をホテルで見送った後、翌日の列車でAllahabadに移動しようと確認すると、予約分は満席。駅に直接出向いて確認してもやはりダメで、翌朝、駅窓口に張り付いて数時間粘った当日キャンセル待ちも実らず、さらにその翌日も満席という事態に見舞われ、結局、Hydrabadで2日足止めをくらった。この間にホテルを3回変えて、当日券を求めて2カ所の駅に行き、その後不便に離れた場所にある新規予約センターに出向き、煩雑な手続きやら何やら。で、結局チケットは手に入らない・・。
なので、列車旅は惜しいけど、確実性と時間短縮の為に、ワイルドカードを出す事にした。飛んでしまおう。
駅窓口の一例・・。
駅の近くの旅行代理店で、次の目的地へ辿り着くための最短且つリーズナブルな方法を提案しつつされつつ、何とか予約を確定させた。

Hydrabadでは、色々な事に恵まれず、インドの都会の雑踏と人に相当疲れた。。でも、この街の名物ビリヤニだけは、本当に美味しかった。。。
Golconda Fort / Hydrabad
Hampiの寺院で、やっと象に会えた!

2013年2月17日日曜日

Hampi

ホンダでもスズキでもない愛機
辿り着いたHampiで更に旅の仲間が増え(モロッコ人の友達の友人fromデリー)、今朝は早朝からバイクで付近を散策。先ずは小高い岩山の頂上にあるHanuman Templeからの眺望と、寺から鳴り響くチャンティングで精神を清め、Let's hit the road!!
この辺りには無数の遺跡と寺院があり、バイクライドに最適。後半に友達とはぐれたりするハプニングもありつつ、全員がホテルへ戻る渡し船の最終便に遅れること無く無事に帰宅。暑かったけど、めちゃめちゃ楽しい1日だった!

Hanuman Temple

Hanumanだけに?、猿が多い
田園
Vittala Temple




頭の中では"ガンダーラ♫”
明日にもう少し散策して、その後はまたまた北に向かって移動!
次にインターネットに繋がるのはいつだろう。。。