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2014年7月31日木曜日

Kyoto on my mind...

大阪に引っ越して3週間程が過ぎた。この2ヶ月程は、自分でもわからない何らかの流れに乗って過ぎて行ったように思う。

5月の時点では、無期限で宮崎に移り暮らそうと決心していた。"移住"とか大それた事じゃなく、気に入ったからとりあえず住んでみようと。住む場所や仕事は現地入りしてから探すつもりで、実際に5月末で京都の部屋を解約した。
不動産屋にカギを返して荷物満載の車を京都某所のパーキングに置き去りにし、"京都ともお別れかぁ。。"との心切なさもソコソコに、先ずは参加を決めていた東京のヨガ・ワークショップに向かった。

東京では、現地や九州から来ていたヨガ友達に宮崎行きを告げ、楽しい時間が過ぎて行った。そして、ややノスタルジックな思いを胸に、車を取りに一旦京都に戻ろうと電車に乗った時、思いもよらない一報が入った。
その一報が僕の行き先を大きく変えることになり、その後1ヶ月と少しのホームレス期間を経て今大阪にいる。。

これ以上の詳細は割愛するけど、ここで何を書きたいかと言えば、自分の人生の10年間を京都という素晴らしい土地で過ごせた事は間違いなく財産だということ。そしてその10年間は、自分のライフスタイルが大きく変わった期間でもあった。慣れない仕事で精神的にヤられ、ヨガが目の前に現れ、食生活が変わり、サーフィンに出会い…。若い頃の一時期を過ごした北カリフォルニアと同様、京都は自分の精神的な故郷の一つになり、沢山の素敵な人達とも出会えた。
そんな大好きな京都と、今後も何かと関わっていけたらな、と思うし、大阪のパワーに気負けしそうになった時には、数え切れないお気に入りの場所を訪れに戻りたいと思う。

と、いうことで、千年の古都からファンキー・ソウルタウンへ。ギャップを楽しみつつ、ええ調子でいっといたろ!

本当に有難う、京都‼︎




2014年7月27日日曜日

Humbleness..

※以下、7/11にアップしたつもりが…。

8年振り2回目のバリ。前回に続き今回も、自分のレベルに見合わないポイントでのサーフィンで、海ではコテンパンに叩きのめされた。。
渦中は身体のあちこちが痛いし、深く落ち込みもしたし、もっと易しいポイントの方が…、と思っていたけど、今思うと、1人では絶対にパドルアウトしないだろう場所で、ぐうの音も出ない位に自分の実力不足を思い知らされたのは良かったと思う。
そして、世界トップレベルのアマチュア・サーファー達と接することが出来たことは、本当に貴重な経験だった。水陸問わず、彼等の佇まいはとても美しかった。

ウブドで出会ったバリニーズ達はみんな優しくて、特に昔ながらの方法で農業に従事する人達の姿に感激したし、彼等の笑顔の屈託のなさに、こちらも優しい気持ちになった。シンプルに人生を楽しむことのヒントを貰ったように思う。

短かったけど、今回の旅では"謙虚さ"について良く考えた。身の程を知って努力し、今あるものに感謝する。そんな生き方を実践出来ればと思う。

Terima kasih, Bali!


2014年7月10日木曜日

Ubud

観光客と交通量の多さに驚いたウブド中心地。人づてに辿り着いた宿は少し奥まった通りにあった。ゲストハウスなのにセッティングが素敵で、交渉の結果納得の安さで部屋を確保。

いつもの如く何の情報も持たずにやって来たので、先ずは自転車を借りて付近を探索。人の多さと観光客向けの同じような店が連なる光景にやや唖然としつつ、食べ物のセレクションが多そうなことは嬉しかった。

丸2日程の滞在だったけど、たくさんオーガニックフードを食べて、田園を歩き、行ける範囲で寺院を訪れた。出会った旅人と会話が弾んだり、気さくなローカル達と接することが楽しかった。
今回で中心地付近はだいたい把握できたので、次に来るとしたら、もっと外れた場所にある宿に泊まると思う。特に何もせずに自然の中に身を委ねることが、この場所での真っ当な時間の使い方だろう。

農夫達と挨拶を交わしながら田んぼのあぜ道を一人歩いていると、ふと幼い時のことを思い出した。





2014年7月7日月曜日

Blue to Green

海沿い最終日の本日、またまた大きなウネリが到来。パダンパダンは今まで見た中で最大サイズ!

この状況だとウルワツは勿論、どこも自殺行為だろうから、ほぼクローズアウト気味のパダンライトにパドルアウト。暫くポジショニングに戸惑い、やってきたセットの一本目に乗りそびれて振り向けば、避け方がわからない次の波がそこにあり、後方確認して板を放棄しダイブ。身体はインパクトを逃れたものの、更に1本やり過ごして板を見たら、前半分が無くなっていた…。何もできずにサヨウナラだ。。

インサイドに漂う前半分を回収し、折れた板と心を抱えてトボトボ宿に戻ると、オージー・サーファーが "俺は25年サーフィンやってるけど、未だに毎回学ぶ事ばかりだよ。" と慰めてくれた。。

予定よりかなり遅く戻ってきたハワイアンの友達は、スタンディング・バレルを水中カメラマンに撮影されたと目が輝いている。ここのサーファー達を見ていると、こうやってサーフィンについて書くこと自体がおこがましく思えてくる。彼等は本物だ…。

と、感傷に浸るヒマもあまり無くバタバタで友達と空港に向かい、僕はそのまま初めてのウブドへ。彼は飛行機に間に合ったんだろうか。。
ま、そのうちまた、地球の何処かで会うんだろうな。

2014年7月6日日曜日

Uluwatu

ヨガから始まった本日。身体が驚く程軽くて驚きつつ、滝のような汗で失った水分をココナッツで補給。バリのココナッツは美味しい!

海の方は、ウネリが大分落ち着いたようで、パダンパダンには白波しか立っておらず、昨日遊んだポイントもワイドで楽しそうじゃない…。なので、海の神様にお参りするため、1人ウルワツ寺院に向かってみた。

バリのヒンズー寺院はインドのものとは雰囲気が違い、独特の建築様式がイカしている(ボキャブラリー薄弱…)。
寺院の敷地内から見える海の景色は壮大で、それだけでも来た甲斐アリ!寺院の果てにある断崖の下には、巨大な波を狙うサーファーがいて、尊敬を通り越して呆れてしまった。。


さて、自分も海に入らねば…。背中の傷は未だ少し痛むけど、サイズダウンしたようだしウルワツに入ってみよう。。
いくつかあるラインナップには、沢山の白人サーファーと何人かのバリニーズ。今日もミドルで波待ちしてみると、大きめのセットはやはりバリ・サイズ。

スキルも去ることながら、同じ場所でバリ・リーフの洗練を浴びたことによる心理的要因から、上手く波に乗れない…。間違いなく、自分が一番ヘタっぴだ…。
コケたりクらったりする度に、水中で顔面をしっかりガード。たまに足にリーフが触れる。。
結果、今日は幸い無傷で帰還することができた。恐怖心の克服とまではいかなかったけど、コンパクトな波にも乗れたし、今回はこれで良し。。

崖の上から見下ろすウルワツの夕景は、只々美しかった。

2014年7月5日土曜日

Padang Padang

宿から裸足で歩いていける距離に、かの有名なパダンパダンへのゲートがある。今日からRip Curlコンテストのウェイティング期間らしく、界隈は賑やか。

昨日のダメージから立ち直りきれていないので、今日はイージーに行こうと思っていた。が、友達は"一緒にパダンパダンにパドルアウトしよう。チャージしなくても、間近で見るだけで絶対この先のサーフィンに活きてくるから。"
…僕の頭には、カレント、ワイドセット、インパクト、シャローリーフ…、と臆するイメージが浮かんでは消える。でも、ラインナップに友達がいるような機会はめったに無い。行ってみよう。。

友達を追ってチャンネルに沿いパドルアウト。ブレイクが切れるチャンネル脇からピークを眺める。リーフとは言え、ワイドセットが来たらきわどいのかなぁ、と思いつつ眺めるパダンパダンは、テイクオフからボトムターンまで3,4秒の大きさ…。その後、飛び出すリップの中にサーファー達が絶妙なタイミングで入っていく。

たまの巨大セットに焦りながらも、ポジショニングがわかってきたので、よりバレルを正面から見られる位置へ。
間近で見るパダンパダンは、写真とは異次元の迫力。デカイ、速い、美しい…。友達も含めて何人かのエキスパートなバレルライダー達は、よりディープな位置で水が描く弧に包まれている。みんな余裕でテイクオフするけど、バレルの中で吹っ飛ばされたりする時もあって、見てるこっちがヒヤヒヤする…。美しいシリンダーバレルの底は、相当浅いらしい…。

乗り終えてパドルバックするエキスパート達と会話を交わすと、みんな超ゴキゲン。
"今の結構ディープだった?" なんて聞かれたりして、最高のショーを間近で観させてもらっている事に感謝した。こういう本物のサーファー達と接すると謙虚にならざるを得ないし、海に対する畏怖の念が強まるばかりだ。

その後、1人スクーターで付近のポイントをチェック。綺麗なセットのインポッシブル、様々なレベルのサーファーで混み合っているビンギン。。

結局、パダンパダンに戻ってパドルアウト。と言っても、本家パダンでは無く、チャンネルを挟んで反対側のパダンライトを越えて暫く進んだところで波待ち。たまにOh My Godなセットも入るけど、昨日のウルワツに比べたら全然優しいレフトの波で遊んだ。

サンセットにはシークレット?な崖の上から、本家パダンパダンを見下ろす。遠くから見ても、やっぱり凄い波‼︎
下の写真、バレルにすっぽりサーファーが入ってます。。

明日はどこで入ろうかなぁ。。

2014年7月4日金曜日

Destination 16: Bali

友達がロングステイ中ということもあり、やってきた2度目のバリ。道中にも色々とエピソードがあったけど、今日の波乗りで全て吹っ飛んだ。。短いとは言え、自分のサーフィン歴で最も恐怖心と向き合った。だってウルワツ…。

言われるがままに来てみたものの、友達はハワイアンのビッグウェーバー。「そんなに大きくないよ」との彼の言葉を鵜呑みにしたら、デカい…。自分基準だけど、日本では見ないサイズ。マウイで大きい波を間近に-見る-ことに少しは慣れたけど、それでも全然デカい。。友達は見に行く気もおこらない彼方の最アウトに進み、僕はミドルに陣取る。。周りは猛者達でやや混雑気味。

暫くして潮が上がると共に、波は益々大きくなってカレントも強くなり、ボウル状のセクションには激しい白波が炸裂している。そして、インサイドでつかまると、ぴゅーっと横に流されてラインナップに戻るのに大きく体力を消耗。危険を感じて上がろうと思ったら、洞窟のようなエントランス手前にも強いカレントがあり、寸前のところで崖に沿ってぴゅー。。そして崖を背にしてまた試練のパドルアウト。しんどくてもパドルを止めたら、最悪…。レスキューがいたら、助けを求めていたかもしれない。。
そのうちパドルアウト中にセットのインパクトで食らってしまい、リーフでアタマを打って背中にちょっと派手な天然タトゥーもゲット。バリでタトゥー入れようかな、と日本で語っていたのが実現した(苦。
なんとか沖のセーフティゾーンに戻っても。やっぱり手に負えないサイズ。岸に向かってパドルインしたくても、その方向上タイミングを誤れば寄せる波のインパクトでグリっとなってガリッとやられて、カレントでぴゅー。。。帰りたい、帰れない。。

結局、潮が引くまで何時間か沖にいないとダメかな、と考えたものの、なんとか体力が残っているうちに陸に上がれた。マウイでシバかれまくった経験と日々のアシュタンガ・ヨガが無ければ、きっと諦めていたと思う。。どんだけパドルしただろう…。

と、へタッぴエピソードに終始してゴメンなさい。著者はただのkook野郎なのです。。それでも、2本だけ乗れたうちの1本は、自分には今までで一番記憶に残るレフトになった。

宿に戻ると、「生きてた⁉︎」とハワイアン。彼にとっては、ファンウェーブだったしい…。遅ればせながらサーフレポートを見れば、今日から大幅サイズアップ。。先に言ってよね。。