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2012年10月15日月曜日

BRIXTON

晴れているロンドンの空を見て、パリへの移動は明日にすることにした。
今泊めてもらっているフラットがあるのはStockwellで、隣にBrixtonがある。昔は相当危なくて、且つサブカルチャーが多く生まれたBrixtonは、クラッシュをはじめ色々なアーティストの作品の題材にもなっているとか。今ではそこまで危険ではなくなって、West Indian(ジャマイカを筆頭に、カリビアンの事をこう呼ぶらしい)のコミュニティや新しいお店が出来て盛り上がっているらしいので、宿主Simiと今日パリから戻って来た彼の彼女の案内で探索に出掛けてみた。

マーケットの風景
行ってみると、危険な雰囲気も多少残りつつ、たくさんの黒人に加えて様々な人種やカルチャーが入り交じって、雑多な空気感が相当オモシロい。タイミング良くストリートマーケットもやっていて、手作りジンジャーサイダーを飲みながら歩いてみると、小規模で雰囲気の良い飲食店がたくさんあって、一発でBrixtonが気に入ってしまった。"昔は危険だった"というエリアに変革をもたらすのは、お金が無いながらも高感度な人達で、そういったエリアはどこの国でも独特のエネルギーがある。
Simiお薦めのピザ屋さんに行くと、食材がほぼオーガニック且つトレーサビリティもしっかりしていて、1人ピザ一枚とビールを飲んで£10程度。ピザは言うまでもなく、すごく美味。
“街の知識次第で、ロンドンは世界一高くてマズい街にも、安くて美味い街にもなる”というSimiの言葉にひどく納得した。

一旦家に帰りユーロスターのネット予約をするも、聞いた事も無いパスコードを求められて完了出来ず、時間もあったので直接窓口まで行ってみる事にした。無事にチケットを手に入れ、教えてもらったOld StreetからShoreditchのあたりを歩いてみると、セレクトの鋭そうなショップや、いかにもイケてる人達が集まりそうなカフェなんかがたくさんあって、ここもじっくり遊んだら楽しそう。人がそこまで多くないのも良いw

その後、昼に食べられなかったジャマイカ料理Fish Tea(野菜たっぷりの魚スープ)を求めて、またBrixtonに戻った。京都の自宅近くに、このFish Teaをうまくアレンジしているラーメン屋さんがあって、ハマって週に3回位食べたりする。なので、是非本場(ではないけど)のジャマイカ人が作るものを食べてみたかった。で、食べてみた結果、SmallじゃなくLargeにしとけば良かったと後悔するほど美味かった。好き嫌いがハッキリするとは思うけど、スパイス料理が大好きな僕にはドンピシャの味。そして京都のラーメンが猛烈に食べたくなった。帰ったら、ソッコーで行こう。

結局、この季節のロンドンなのに今日は1日晴れて暖かかった。ロンドンで初めて見る夕日が奇麗で、この街の最終日を美しく飾ってくれた。