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2013年3月15日金曜日

1日1寺

旅をしていて、たまにされる質問。
"What's your religion?"
これに対して、僕は親指を立ててこう言う。 
"Love."

・・・というのはウソでw、"Buddhism"と誇りを持って答えている。
何宗の何派に身を置きたいのかまでは、未だ確信は無いけれど、生きていて助けられる知恵や、自分が日々守っているモラルは、間違いなく仏教によるもの。

今までに訪れた旅先で、様々な宗教文化に触れる機会があった。大きく分類して、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、儒教、そして仏教。
宗教の違いによって、その国や地域、そしてそこで暮らす人々の雰囲気が変わる事を、繰り返し肌で感じてきた。逆にどの宗教にも共通しているのが、人々が祈りを捧げる場所には神聖なオーラがあって、教えに対する知識が無くても深く感性を刺激されるという事。
その中でも、最もすんなり気持ちが入るのは、やはり仏教寺院。たとえ日本のお寺とは見た目に異なる寺院でも、そこに流れる“気”には共通のものがある。仏像を前に自然と合掌している自分に、仏教徒としてのアイデンティティを感じるし、アジアを旅するうえで、自分が仏教徒であるという事は相当に心地良い。

今いるチェンマイは、角を曲がればお寺という程に寺院がたくさんある。なので、日々お寺巡り。タイの寺院には煌びやかなものが多いけど、そこにいやらしい華美さは全く無く、繊細な装飾の美しさや仏像の穏やかな表情に只々目を奪われる・・。
欧米人の旅行者に混じってそれらを見ている時、彼等が感じられないであろう心の落ち着きを持てている事に、ちょっとした優越感を覚える。。。と、人様と比較するようでは、まだまだ精神修行が足りてないって事ですね・・w