ケンジ IとF 合わせて80才! |
九份 Spirited Away |
屋台での腹ごしらえの後、台北駅に向かい、二人の全荷物を預けていたロッカーの目の前で事件が起きた・・・。
施錠時に発効されるレシートに書かれたパスコードを入力して解錠するロッカー。ケンジ Iは見事にレシートを紛失していた・・。列車の発車時刻まであと15分、我がバディは日英語が通じない駅の係員さんをロッカーまで連れて来て、2人がかりでゼスチャーで状況を説明。それに応えて、親切にもロッカーの管理業者に電話してくれる係員さん。
“業者がすぐ来るから(想像)”、と係員さんは言い残して立ち去り、僕は既に、夜は台北のどこに泊まって翌朝いかに早く台東に向けて出直すかを考えていた。あと10分・・。どこから来るともわからない業者さんを待って、きっと必要であろう身分証明やら書類記入やら・・・。間に合う訳が無い。
と、バディはどこかへ向かって小走りし、おばさんを引き連れて戻って来た。“え?業者さんそんなに早く来るの?”と驚きつつも、発車時間があと5分に迫った中で解錠してもらい、罰則金を払い、ロッカーから荷物を引きずり出す。書類のやりとりなんかは求められなかった。
そのままおかしなテンションでプラットフォームがあるであろう方向に走り、正しいであろう改札を抜けた。。。
乗りたかった列車はまだ出発していない・・・。
・・・・・間に合った・・・!
奇跡だ。。。。。
なんとか飲み物を買う余裕もあったので、7時間の鉄道旅に備えてビールを購入。
“何事もあきらめたらアカンわ”、とご満悦なバディ。
“もう何でもええわ”と僕。
普段は美味しいとは思えない台湾ビールが、この時ばかりは最高に美味かった。