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2012年12月19日水曜日

Wケンジ


ケンジ IとF 合わせて80才!
烏来から戻り、ここからの旅のバディであるケンジ Iと落ち合うため、台北駅に向かった。台北駅の詳細は全く知らなかったけど、“1番出口があるだろうから、そこで12:00に”、という適当な待ち合わせをしていて、実際には1番出口が何カ所もあって少し焦ったけど、そんなに苦労せずに合流に成功。そこからは2日に分けて、故宮博物館、士林夜市、北投温泉、九分などなどを巡った。北投温泉は烏来とはまた違う温泉情緒があり、公衆浴場や露天風呂で色々な国の旅人と出会い、駆け足でまわった雨の九份では、帰りにタイミング良く相乗りタクシーに便乗出来て、当初よりも早く台北市内まで帰還。その後、夜行列車で台東に向かう事になっていた。

九份 Spirited Away
屋台での腹ごしらえの後、台北駅に向かい、二人の全荷物を預けていたロッカーの目の前で事件が起きた・・・。
施錠時に発効されるレシートに書かれたパスコードを入力して解錠するロッカー。ケンジ Iは見事にレシートを紛失していた・・。列車の発車時刻まであと15分、我がバディは日英語が通じない駅の係員さんをロッカーまで連れて来て、2人がかりでゼスチャーで状況を説明。それに応えて、親切にもロッカーの管理業者に電話してくれる係員さん。
“業者がすぐ来るから(想像)”、と係員さんは言い残して立ち去り、僕は既に、夜は台北のどこに泊まって翌朝いかに早く台東に向けて出直すかを考えていた。あと10分・・。どこから来るともわからない業者さんを待って、きっと必要であろう身分証明やら書類記入やら・・・。間に合う訳が無い。
と、バディはどこかへ向かって小走りし、おばさんを引き連れて戻って来た。“え?業者さんそんなに早く来るの?”と驚きつつも、発車時間があと5分に迫った中で解錠してもらい、罰則金を払い、ロッカーから荷物を引きずり出す。書類のやりとりなんかは求められなかった。
そのままおかしなテンションでプラットフォームがあるであろう方向に走り、正しいであろう改札を抜けた。。。
乗りたかった列車はまだ出発していない・・・。
・・・・・間に合った・・・!
奇跡だ。。。。。

なんとか飲み物を買う余裕もあったので、7時間の鉄道旅に備えてビールを購入。
“何事もあきらめたらアカンわ”、とご満悦なバディ。
“もう何でもええわ”と僕。

普段は美味しいとは思えない台湾ビールが、この時ばかりは最高に美味かった。