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2013年1月22日火曜日

Kandy

海が目の前という気楽さから、結局Hikkaduaに4日滞在した。部屋が隣のフランス人(御歳58歳には全く見えないショートボーダー)や、海で出会った釜山サーファーと仲良くなって、話し相手にも困らなかった。Hikkaduaでローカル文化を垣間見ることは殆ど無いけど、外国人向けのリゾート地だと割り切れば、楽しい場所だと思う。そのうちバリ島のクタのように、更に観光地化が進むんじゃないかな。。。

キングココナッツてんこ盛り
今日でスリランカ最終日。連日波はイマイチなのに海の側ばかりにいて、世界遺産だらけのこの島からこのまま離れていいのか、と、宿のマネジャーと相談。翌朝早いフライトも考慮して、Hikkadua発ーKandy観光ー空港着(3:00am)という、1dayトリップに出掛ける事にした。
提案してもらったKandyでの民族舞踊観賞とお寺巡りに、片道4.5時間。いくつものジャンングル地帯や村々を抜け、たまに渋滞に巻き込まれながら内陸に向かう。アテンドしてくれたドライバーさんがとてもフレンドリーで英語も問題無く、通り過ぎる村の特徴なんかを教えてもらって、楽しい道中となった。

Kandyは地域一帯が世界遺産登録されている、というのはこっちに来てから知った。相変わらずガイドブック等を持たずに、少しの地理情報だけを携えてスリランカ入りしても、こっちで出会った色々な人の話からKandyの名前を記憶していた。なんせ名前が覚えやすいw

Kandyに着く頃には既に夕暮れ時。早速、舞踏場に向かう。台湾でもそうだったけど、アボリジニ文化が大好きな僕にとって、民族舞踊のダンサー達のコスチュームは興味の的となった。自然と共に生きる人達は、何故あんなに色彩感覚が豊かなんだろう・・。
左手のダンサーは高速回転中!
お寺の外壁(ほんの一部)
その後に立ち寄ったお寺。すごく壮大で、入った瞬間にそこが特別なお寺なんだと感じた。それもそのハズ、そこは仏歯寺だったのである・・、と、観光客風の人達の会話を聞いて知った・・・。仏陀の歯が豪華な金のレリックに納められているという、スリランカ、というか世界中の仏陀信者の間でトップクラスに崇められているお寺・・。ドライバーさん、先に詳しい説明ちょうだいよw!
建物は広々とした2階建て(だと思う)で、2階の奥に仏歯が納められた黄金のレリックが納められている。寺内の1階からは、太鼓を使った祈りが鳴り響いている。
レリックは1日に2度(?)ご開帳されるそうだけど、時間が限られているので、信者の方々は閉ざされた扉に向かって蓮や百合の花を供え、合唱していた。
その扉に向かって列が出来ていたので、とりあえず並んでみる。そして30分程経った頃、扉が開いた・・。
目にしたレリックは言うまでもなくパワフルで、その中に仏陀の歯が納められていると思うと、仏教徒の端くれとして、震えるように感動してしまった。流れるがままにやってきたKandyでレリックのご開帳を拝む事が出来たのは本当にラッキーだ、とドライバーさんも喜んでくれた。

ロングドライブ、有り難う!
その後、3時間程かけて空港へ。余った時間は車中で仮眠して、1日を共にしたドライバーさんと共に、スリランカとお別れ。
スリランカは、1週間では全く足りない魅力に溢れた国だった。そしてここでも、思い出に残る体験や、素朴で素敵な人達に巡り会う事が出来た。次はゆっくり遺跡巡りでもしたいなぁ。。。

Sthuthi, Sri Lanka!!